京都には、古くから地蔵盆の習わしがあります。お地蔵さんを中心に子供たちが集まり、夏のひとときを過ごした思い出は、京都に生まれ育った誰もが持っている原風景の一つです。
夕暮れ時、「家内安全」「町内安全」のローソクを灯します。お隣・ご近所を気遣い、町内や家庭の幸せを祈念する心の表現です。
27年前(平成9年)、ご町内最古老だった福島ゆり子さんが50年ほども前の行灯をお届け下さったことがきっかけで、ご町内のだれかれが集まり、50基の行灯を復活しました。この様子をNHKが生中継し、何度も放映が繰り返され、ご町内の多くの顔ぶれが全国的にも評判になりました。
増え続けた行灯には、中京もえぎ幼稚園児や、京都御池中学の生徒たちが、絵柄を毎年描いてくれています。また、この地は京都瓦斯(戦後は大阪ガスと合併)発祥の地です。その本社跡にアーバネックス三条が竣工しました。同時に、商業地区としては国内最大規模を誇る、建築協定を締結し今日に至ります。
内原智史氏デザインによる赤く燃える珍しいガス灯をご町内有志の浄財等で設置し、アーバネックス三条竣工と建築協定締結を祝福しています。例年同様今年も、界隈50店舗による200賞品の幸運を、皆様へお届けする準備を進めています。
主催 姉小路界隈を考える会 | 共催 都心界隈まちづくりネット
協力 中京もえぎ幼稚園・京都御池中学校
マーチング 午後5時開始 ブラスバンド 5時30分開演
行灯会は、御池中学ブラスバンド部によるマーチングで始まります。通りを歩くブラスバンドを合図に主会場のガス灯前に集う近隣の方々や、通り合わせた観光客の皆さんが、夏の夕暮れを思いおもいに過ごされます。