姉小路界景観まちづくり協議会事務局が認定を受けて、早くも2年。すでに25件の意見交換会を実施しました。
一番の利点は、建築(営業)計画の事前情報交換です。建築主の意向と地域の思いを意見交換することにより、大きな思い違いを回避できます。建物の色彩や営業時間(深夜営業禁止)、店舗前での迷惑駐輪(従業員の駐輪場確保)やはみ出し看板の防止等について意見交換を実施しています。
両者が理解し、協力しあうことが、界隈の環境・安全性維持や景観向上につながります。立命館大学岡井研究室が、その効果を取りまとめて発表されます。
近年、「エリアマネジメント」という、住民・事業主・地権者等による自主的な取り組みが各地で進められています。
例えば、住宅地では、建築協定を活用した良好な街並み景観の形成・維持や、管理行為を手掛りとした良好なコミュニティづくりといった取り組み。また、業務・商業地では、街並み景観の誘導、地域美化・広報等の地域プロモーションの展開といった取り組みもあります。
その現状と可能性を学ぶシンポジウムが、大阪と京都で連日開催され、当会も1月23日に発表しました。
京都市では、市民が京都の財産として残したいと思う京都の歴史や文化を象徴する建物や庭園を、市民ぐるみで残そうという気運を高め、維持・継承を図る"京都を彩る建物や庭園"制度を平成23年11月に創設し実施されています。
これは、市民推薦の建物や庭園について審査会で審査し、所有者の同意を得た物件について“京都を彩る建物や庭園"として「選定」されているもので、選定総数307件のうち、約1割が集積する姉小路界隈を示すMAPを作成中です。
中京酒販売組合1階会議室で、1月20日夜7時から催しました。
等について報告・協議しました。
また、「姉菊町改革委員会」にもご参加を呼びかけています。
「京都を彩る建物」推薦にご協力いただいた、八百三さんです。北小路魯山人自らが彫った、唯一の木彫看板も希少性があります。
次回の月例会議は2月17日金曜日夜7時より、中京酒販売組合1階会議室です。どなた様も、お気楽にご参加下さい。
(会長 : 市古和弘)