平成二十八年一月号
20周年記念シンポジウムのご案内など

1. 「勝山街並み保存事業を応援する会」ご来訪

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▲ 勝山街並み保存事業を応援する会の皆様

岡山県真庭市勝山で「勝山街並み保存事業を応援する会」が結成されたのは、平成8年4月。以来、主体となってまちづくり活動をなさっておいでです。

同会は、毎年12月第一日曜日に、地域住民の方と研修旅行を実施しておられ、今年平成27年12月6日(日曜日)は、姉小路界隈を視察・見学されました。

原田耕作事務局長のご引率で、42名の会員が大型バスで到着。見学コースは、新風館からスタートして、まちなみの整備状況や、姉小路盆地と周囲のマンション群、ガス灯など。町式目に建築協定、地区計画制度についても尋ねられ、姉小路界隈の木彫看板群をご覧いただくなど、姉小路通を東へ向う1時間30分コースを案内いたしました。

城下町である勝山も美しいまちなみつくりに努力されており、136対の大雛祭や、116の暖簾で有名なまちです。225kmの距離、約3時間の遠路をはるばる、朝早くお越しいただいた同会と地域住民皆様のご来訪に、感謝申し上げます。

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▲ 月例会議の様子

2. 月例会議の報告

12月18日(金曜日)19時から、中京酒販売組合1階会議室で開催しました。主な協議項目は以下の通りです。

  • 京都市地下鉄烏丸駅の案内標識と姉小路界隈まちづくり協議会まちづくりビジョンパネルを併設させ、洛風中学校壁面に掲示する。
  • 京都文化博物館との共同シンポジウム(新年1/11)にむけて、展示品などの準備活動を開始する。
  • 吉本興業グループ製作による姉小路コマーシャルビデオコンテスト(各都道府県から1候補に絞られる)に応募する。
  • 恒例となっている大晦日行灯を本年も点灯させるので、警察許可等の準備に着手する。

今回は27年最後、12回目の月例会議になりましたが、以上の4項目について、協議の結果、参加者のご承認をいただき決定しました。

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3. 京都文化博物館と連携した
        20周年記念シンポジウムのご案内

国内外の博物館は、社会のために何ができるのか…?

こんな問いかけに対して、京都文化博物館では、地域とともに、お互いの問題意識や目的を共有し、連携した取組を実施することで、答えを見つけ出そうとしています。「姉小路界隈を考える会」と「京の三条まちづくり協議会」が今年20周年を迎えるこの機会に、両会のまちづくりの経験や今後の両者の“幸せな”あり方を参加者の皆様と発見できるようなシンポジウムを、来たる1月11日、午前10時30分〜午後4時30分に開催いたします。さらに1月16日からは、同博物館でこの20年間のまちづくりに関する多くの品々や資料を公開展示します。皆様のご来場を、お待ち申し上げております。

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▲ 平野良明氏

平野良明氏は、明治39年創業の「平野豆腐店」3代目店主です。当会が発足して20年になりますが、当初よりご支援いただいております。特に、月刊「姉小路まちづくり通信」1年分を麩屋町壁面にご掲示くださるなど、大変お世話になっており、新年にあたり、改めて心より感謝いたします。

次回の月例会議は、1月15日(第三金曜日・定例日)19時から、中京酒販組合ビル1階の会議室で開催いたします。より多くの方々のご参加をたまわり、積極的なご意見やご提案をお聞かせいただけましたら幸いです

(会長 : 市古和弘)