平成二十六年六月号
総会の報告など

1. 「まいまい京都」ツアーが姉小路にやってきました

「まいまい京都」は、個性的な視点で京都を案内する「歩く小旅行」です。そのリーダーである山田章博氏(まいまい京都ガイド http://www.maimai-kyoto.jp/ )は、主に「まちづくり」の視点からコースを企画されています。

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▲「まいまい京都」ツアーの御一行

今回は5月4日(日曜日)午前中、「御池通、姉小路通、三条通のまちづくりを訪ねて」と題して、姉小路界隈も踏査しました。「建築協定」や「地区計画」の制度の仕組み、京町家の街並みを再生する「街なみ環境整備事業」の10年間の成果、また日頃の様々な活動に関する説明を聞きながらの見学ツアーでした。

三条通や御池通と比較して、古い京都の佇まいを良く残す「姉小路界隈」でのまちづくり活動に、多くの関心が寄せられています。

2. 地域景観づくり協議会認定式の報告

5月8日「地域景観づくり協議会」の認定式が、京都市役所本庁舎応接室にて執り行われました。

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▲「地域景観づくり協議会」認定式

地元からは市古会長、井山副会長、「NPO法人都心界隈まちづくりネット」の西村理事長、吉田監事、谷口事務局長が参加し、黒田都市計画局長より市内第6番目の協議会としての認定証と祝辞を頂戴しました。

その後、地元意見を述べる機会を得ましたので、姉小路通の電線地中化の早期実現を皆で要望しました。3ケ月程度の周知期間を経て、地域の景観づくりのための計画書を策定する予定です。

3. 西村時枝さん(柊家旅館大女将)、黄綬褒章受章の喜び

柊家旅館の大女将が、「長い間業務に精励し,人々の模範となりうる者に黄色の綬とともに授与される」勲章、黄綬褒章を授章されました。

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▲ 西村時枝さんと明美さん(伝達式にて)

柊家旅館からは、お八重さん、寛子さんに続いて3人目の褒章者となられた御年92歳の西村時枝さんは、「これからも元気な笑顔でお客様をおもてなしできれば」と、喜びを語っておられました。

去る5月12日11時、国土交通省で大臣より伝達式があり、14時、皇居にて天皇陛下ご拝謁の栄に浴されました。姉小路界隈でのたびたびの受章は、地域全体としても大変な名誉だと思います。

4. 姉小路界隈を考える会総会開催

5月16日(金曜日)19時より、中京酒販売組合1階会議室で、平成25年度総会を開催致しました。

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▲ 姉小路界隈を考える会総会の様子

25年度の事業・会計報告(年次報告書第33号P19参照)に続いて、26年度の事業計画として設立20周年にむけての記念事業(映画・アニメ・ポスター等の製作取組)について説明いたしました。

また、10年間続いた京都市からの補助金が打切られましたので、新たな財源確保の必要性と予算についての事務局案を提出し、参加会員(及び有償会員119名中委任状での参加会員70名)の承認を頂きました。

夏にむけた「姉小路行灯会」開催の承認も戴きましたので、これから本格的な準備を開始します。

今年の日程は、姉菊町の町内地蔵盆に合わせて8月23日(土曜日)に決定いたしました。ちなみに、この「姉小路まちづくり通信」はウェブサイトでもご覧いただけます。

次回の月例会議は、6月20日 (第3金曜日が定例日となります) の19時より、中京酒販売組合3階会議室で開催します。より多くの方々にご参加いただき、積極的に、ご意見をお聞かせいただけましたら幸いです。

(会長 : 市古和弘)