平成二十七年六月号
意見交換会開催の報告

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▲ 地域景観づくり協議会制度に基づく意見交換会

1. 意見交換会開催の報告

平成27年5月15日(金)11時から、初音自治連合会館にて、地域景観づくり協議会制度に基づく意見交換会を開催しましたので、結果を報告します。

この意見交換会は、京都市市街地景観整備条例に基づいています。姉小路界隈まちづくり協議会が作成した地域景観づくり計画書が、3月31日に京都市より市内で6箇所目として認定され、運用が開始されました。第一号には、建物の外観変更と新規営業を予定されている、姉小路堺町角改修工事計画が対象となりました。

該当する姉小路町からは3名が参加され、計画内容の説明をうけて、意見交換が行われました。外壁の色彩は、周囲の街並みに配慮をされた計画であると確認され、新規営業(申請書記載用途 : 短期入所施設(短期賃貸借))については、周辺環境への配慮(生活音・隣接地との開口部・駐輪等)を要望する意見が出されました。

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▲ 5月の協議会月例会議

2. 姉小路界隈まちづくり協議会月例会議の報告

平成27年5月15日(第3金曜日)19時から、中京酒販組合ビル会議室で開催しました。姉小路界隈では、何ヶ所かで解体・建築・店舗開店が見込まれますが、このような候補地での建物等デザインや色彩について、協議媒体の整備が期待されます。こうしたニーズに鑑み、京都工繊大博士課程造形科学学専攻のタイ留学生スーブスクナパーシニー(ニング)さんが、自身の研究を兼ねた協議用試作台をご披露されました。

20年目となる「姉小路行灯会」に関しては、開催日程とイベント内容について参加者全員の承認をいただきましたので、警察協議など、関係者との調整と準備に着手いたします。

当日初参加されました山本亮太氏からは、ゲストハウス経営や、近隣との環境保全についてのお話しをお聞かせいただきました。

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▲ 勉強会のようす

3. 京の三条まちカフェで「地域景観づくり協議会」とは…の勉強会

京の三条まちづくり協議会が呼びかけ、京都文化博物館地域共働事業実行委員会が主催した勉強会が、5月16 日(土曜日)14時から、京都文化博物館別館2階会議室で開催されました。

「地域景観づくり協議会」とは…

地域住民が主体となって景観づくりに取り組もうとする組織を、「地域景観づくり協議会」として、京都市が認定する制度です。認定されると地域で、新しい建物や営業開店に先立ち、意見交換をすることが義務付けられます。自分たちで作成した「地域の景観づくり計画書」にそったまちづくりを説明し、協議する機会をもつことができます。

この制度について、行政(景観政策課)と、すでに認定を受けている2つの地域(修徳学区まちづくリ委員会と姉小路界隈まちづくり協議会)から報告しました。非常に優れた制度でありますが、多くの方々のご理解と、スムーズな実績作りが普及の鍵となっているようです。

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▲ 岡野賀美さん

姉小路界隈を考える会は、2000円の年会費で活動しておりますので、27年度会費未納の方はご協力お願い申し上げます。

このたびは、編集委員として設立以来20年間お世話になっていて、遠州流のお茶のお稽古をなさっている岡野賀美さんをご紹介します。

次回の月例会議は、6月19日(第三金曜日・定例日)19時から、中京酒販組合ビル1階の会議室で開催致します。より多くの方々のご参加をたまわり、積極的なご意見やご提案をお聞かせいただけましたら幸いです。

(会長 : 市古和弘)