平成二十七年十一月号
歩いて楽しいまちなかゾーン
 魅力ある「通り」への復権を目指して

1. 俵屋旅館、建築協定に92,93軒目として加入

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▲ 俵屋旅館が加入

「姉小路界隈地区建築協定」は、1「コンビニエンスストア」と 2「家主が同居していないワンルームマンション」を規制しています。その甲斐あって、姉小路通には、協定締結前の1軒を除いて、1及び2の物件は皆無です。地域の資産価値を目減りさせないためにも、環境保全は重要な事柄です。 深夜の静けさを保ち、安心して安全に生活できる環境保全は、地域住民の基本的人権につながるものです。ちなみに、建築協定区域内の姉小路通に面する姉菊町内では、御幸町通から柳馬場通の地域において、9割以上の世帯が加入済です。京都市のウェブサイトでは、協定内容や加入状況を詳しく閲覧いただけます。建築協定区域内で未加入の方には、随時、追加加入をお受け付けいたしております。

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▲ サインプラン

2. 意見交換会開催の報告

地域景観づくり協議会制度に基づく「意見交換会」を、平成27年10月13日に開催しました。この意見交換会は、京都市市街地景観整備条例に基づいています。姉小路界隈まちづくり協議会が作成した「地域景観づくり計画書」が、去る3月31日に市内で6箇所目として京都市より認定され、運用が開始されています。今までの意見交換会の結果は、ウェブサイトでもご覧いただけます。

意見交換会第11号目の物件は、姉小路通富小路東入の新規営業計画です。紹介しますのは、店主の田中雅敏氏(設備提供タイムズ24株式会社)です。こうした設備は、自動車の有する利便性と、その維持管理努力・環境負荷軽減という二面性のバランスにおいて、大変な優れたものであると注目されています。

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▲ 未来の京都まちづくり推進表彰 表彰状

3. 月例会議の報告

中京酒販売組合1階会議室で、2015年10月16日、金曜日の19時より開催しました。 まず、10月16日の「未来の京都まちづくり推進表彰」について報告しました。姉小路界隈まちづくり協議会の発足と20年間のまちづくり活動が、表彰理由です。次に、11月14・15両日に予定している「まちなか歩く日の準備」を確認しました。ポスターとパンフレットは、作成中です。外国人来訪客によるフォトコンテストについては、まもなく専用フェイスブックページを開く運びとなっており、英文・中文の説明書を作成しました。

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▲ おばんざいの会にお集まりの皆様

4. おばんざいの会を開催しました。

「町家姉小路」にて恒例のおばんざいの会を、10月20日に開催しました。お楽しみクラブ(体操の会)のご主催で、各自がお得意の一品をご持参くださいました。今回は特別ゲストとして、料理研究家の大原千鶴さんや、地域医療で大活躍の中央診療所長 井苑子先生、40年の在日経験のある宝塚造形大学特任教授ホルスト・S・ヘンネマン先生にお越しいただき、味覚にくわえて、健康と教養も味わえるという、文化的なひとときでした。ご参加くださいました28名の皆様に、お礼申し上げます。

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▲ 菊岡光廣氏

菊岡光廣さん宅は、天正年間創業で二条城出入りの馬借(運送業)でした。荷主の荷物を火災から守るために、地下室や屋敷全体が防火壁で囲まれている歴史的な建物です。菊岡さんには、当会の広報活動等でお世話になっています。

次回の月例会議は、11月20日(第三金曜日・定例日)19時から、中京酒販組合ビル1階の会議室で開催致します。より多くの方々のご参加をたまわり、積極的なご意見やご提案をお聞かせいただけましたら幸いです。

(会長 : 市古和弘)