平成二十三年十月・第十八号
まちなかを歩く日のご案内等

1. まちなかを歩く日2011年のご案内

今年も、「まちなかを歩く日」の季節がやってきます。姉小路界隈では、2000年の初年度から12年連続で関連企画を実施しております。今年は、11月12日(土曜日)・13日(日曜日)の両日、姉小路通柳馬場東入のギャラリー象鯨と姉小路画廊を会場とし、過去8年に亘る街なみ環境整備事業の成果として、改築前と改築後の写真を展示します。他にも、JUDI(都市環境デザイン会議)など外部の専門家から、改築にむけた新たな提案が色々と寄せられており、京都市立芸術大学の藤本英子先生からは、姉小路界隈のまちなみ色彩調査の結果報告と、改築・新築建物への色彩提案が報告されます。

ポスター
▲ まちなかを歩く日2011ポスター

また日没後、地域外の自動車を通行止めにして開催する恒例行事として、中京もえぎ幼稚園園児の作画によるミニ行灯と、京都市 御池中学校の生徒及びご町内の藤井八重さんの作画による行灯を、姉小路通りの両側に並べて点灯。名古屋の新進気鋭若手デザイナーである ニシムラ マホさん による絵画展&ライブドローイング「路が織りなす小宇宙」が、過ぎゆく姉小路の宵を想像の大宇宙へと誘います。

[ 参考リンク : 歩いて暮らせるまちづくり推進会議 ]

2.新風館リニューアルと北側緑地空間の紹介

「新風館」は、大正時代の歴史的建造物である「旧・京都烏丸電話局」を「伝統と改革の対比と融合」 をテーマに改修・増築し、訪れる人々に感動と和みを感じさせる、全国でも珍しい商業施設です。 設計時、北側外観のデザインには、姉小路界隈を考える会との何度かの協議の上でアイデアを反映戴きました。その為、2001年1月26日のオープンには、新風館周辺と姉小路を大々的にライトアップしてお祝いしました。

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▲ 新風館 : 姉小路側のアプローチ空間

今春、開館10周年を記念して、当初のテーマに「環境」というキ ーワードを加え、新しい空間としてリニューアルされました。 中でも、姉小路側のアプローチ空間は、街並みとの調和を図りながらも、森の小径のような植栽を創出し、道往く人たちへの安らぎを与える空間となりました。新風館のご配慮に感謝致します。

[ 参考リンク : 新風館 ]

3. 姉小路界隈まちづくり委員会(仮称)会合の報告

昨年度末より、姉小路界隈を考える会が主体となり進めている、地区計画の導入準備の状況をお知らせします。姉小路通を軸に、東西は寺町通から烏丸通まで、南北は御池通から三条通までの区域において、落ち着いた町並みと京都らしい品格を維持する為の方針を、以下の様に考えております。

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▲ 姉小路界隈まちづくり委員会(仮称)の様子
  1. 静かで落ち着いた住環境を守り育てるまち
  2. お互いに協力しながら、暮らしと生業と文化を継承するまち
  3. まちへの気遣いと配慮を共有し、安全に安心して住み続けられるまち

9月2日に、柳池自治連会会議室での説明・意見交換会に参加戴いたた方にはご案内をお届けしましたが、他にもご関心のある方は、いつでもご参加くださると幸いです。

最近の姉小路界隈では、会合が盛んに行われています。去る9月20日(火曜日) には19時より定例会が、また9月27日(火曜日)の19時からはまちづくり委員 会(仮称)の会合が行われ、そこで多くの方針等が示されました。

住みごこちのよい界隈づくりを目指す為には、界隈の皆様のご協力は必要不可欠なものとなってまいります。今月も18日の火曜日19時より、中京酒販組合(姉 小路柳馬場東入)の1階会議室で定例会を開催しますので、皆様にも是非ご参加頂き、ご意見等をお聞かせ願えれば幸いです。

(事務局長:谷口親平)