平成二十八年十月号
「姉小路通の交通事情を考える」など

ワークショップ写真
▲ ワークショップの様子

1. 姉小路通の交通事情を考える
─ ワークショップ(9月22日開催)報告

「細街路での交通作法in姉小路」を9月22日開催。抜け道として侵入する車や、制限速度を超過して走行する車が多い現状を学びました。

立命館大都市システム工学科4年の小原雅人君らが、8月10日午前11時〜午後1時に姉小路通(柳馬場〜富小路間)を通った車両388台のうち、6割以上が制限速度の20キロを超過していたと発表。小原君は、抜け道として走る車が多く「地域に関係のない車が地域の安全を脅かしている」と説明し、20キロの規制の周知を呼び掛けました。三条通の信号機撤去や四条通の歩道拡幅の影響等も考慮した調査を今後も続けます。

30名の参加者の多くが意見をのべ、中京警察に締めくくりいただきました。宇治田原町「21お茶のふるさと塾」谷口郁男様にもお茶の接待にお礼申し上げます。

2. 月例会議の報告

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▲ 月例会議の様子

9月16日(金曜日)19時より、中京酒販売組合1階会議室で開催しました。

  1. 姉小路行灯会の終了報告
  2. 交通安全教室(9月22日)の準備状況
  3. 名古屋市四間道視察団受入予定
  4. 深夜営業について

等について協議しました。

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▲ 視察団の方々と

3. 円頓(えんどう)寺商店街四間道(しけみち)からの視察団

名古屋駅からほど近いエリアから、専門家、店主、市職員のご一行6名が、9月17日にご来訪されました。

江戸時代の澤井三左衛門の武家屋敷にちなみ、澤井町といいますが、1700年の大火で町屋大半焼失を機に防火対策で道幅を4間に広げ、蔵も築いたまちなみです。

都心部で古きを生かしながら、新しいものも受入れる共通性があり、今後も学びあえる点が多いように思いました。

冊子表紙

4. 深夜営業時間の定義について

京都府環境を守り育てる条例の第57条に定められた深夜営業(午後11時〜午前6時)時間に基づいています。

姉小路界隈は、多くの人たちが居住している地域です。そのため、深夜は静寂な環境を保つため、深夜営業をしないようにしています。

姉小路界隈地区の一部は、姉小路界隈地区建築協定区域となっており、そのエリアでは午後10時以降の小売店の営業を禁止しています。

特に飲食店の場合、午後11時には完全に営業終了ができるように、ラストオーダーの時間についてご配慮ください。

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▲ 岡井有佳准教授

立命館大学 岡井有佳准教授の研究室の学生達が、今後も交通調査を継続します。先生はパリ留学や国土交通省での豊富な業務経歴をお持ちです。

次回の月例会議は10月21日(金)19時より、中京酒販売組合1階会議室です。どなた様も、お気楽にご参加下さい。

(会長 : 市古和弘)