姉小路界隈を考える会も平成7年10月に設立以来、15年目を迎えました。この間、住みごこちのよい界隈づくりを目指して様々な活動を行い、発信してきました。「看板の似合うまちづくり」「灯りでむすぶ姉小路界隈」「花と緑でもてなす姉小路界隈」「姉小路界隈町式目(平成版)」「姉小路界隈地区建築協定」「姉小路界わい地区街並み環境整備事業」等々。本当に数多くの取組にチャレンジし、そして今も界隈のみなさんのご協力のもとに継続させています。
会の活動も15年目を迎え、新たな思いで取組を継続させて行きますので、ご協力お願いします。
京都市では歴史的都心地区(四条通、河原町通、御池通、烏丸通に囲まれた地区)における公共交通優先の「歩いて楽しいまちなか戦略」を推進しています。
平成21年度においては「人が主役のまちなか道路」の実現を目指し、歴史的都心地区等でモデル地区を選定し、自動車速度を低減させるための道路改良や自動車流入抑制のルール化等、具体的な方策を検討することとしています。
姉小路界隈を考える会および関係町内会におきまして、京都市からの検討打診を受け、取組方法や進め方について協議を進めてきましたが、具体的に取り組むこととしましたので、ご報告します。
歩行者と公共交通優先の「歩いて楽しいまち」の実現には、細街路等を生活道路として利用する地域住民や事業者が自らの「家の前の道」のあり方を議論し、地域で合意形成を図ることにより、「人が主役のまちなか道路」を実現していく仕組みづくりが必要です。
この具体化に向け、歴史的都心地区等でモデル地区を選定し、実施検証を行い、課題の抽出とその解消策を検討し、仕組みの具体化を図ります。
姉小路界隈を考える会では「姉小路通に対するみなさんの思いの取りまとめ」として、「姉小路界隈町式目(平成版)」(平成12年4月策定)に以下のような方針を整理しています。
『姉小路界隈の通りは、地域の人に「もてなしの心」を表現する場として認識され親しまれてきました。その思いを継承し、より心楽しい美しい通りになるように努めましょう。』
(発行) 姉小路界隈を考える会 都心界隈まちづくりネット
(作成) アルパック 地域計画建築研究所(石本)