家

京の町 仮想散策

姉小路界隈を歩いて、観て、聞いて描く(葦ペン画)

姉小路界隈の町家・風景画展・ 取材地図 (2010年11月13日〜14日)「まちなかを歩く日 2010」 参画事業
作者 : 藤田 輝二 京都市伏見区在住
於 : 姉小路画廊(中京区姉小路柳馬場東入) 主催 「姉小路界隈を考える会」

地図 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大 絵画拡大
  1. 京の老舗
    創業二百年を超える京菓子の老舗「亀末広」(この作品のほか6点が京阪電車の特急車内に展示され、京都の街の風情を伝えながら今日も出町柳駅〜淀屋橋駅を走っている)
  2. 「柚味噌」看板の一部
    八百三(北大路魯山人がまだ無名の頃彫った「柚味噌」看板が店内にあり、「柚」に絞りこみ描いた)
  3. 平楽寺書店
    創業400年を超える書店(仏教関係の書物を発行されている)。かつては3階の円形ベランダから京の町並みが遠方まで見渡せた。しかし今はビルが増えたので見渡せず残念!としか言いようがない。
  4. 高倉姉小路を見る
    京都文化博物館(現代建築)と180年になる町家との対比…双方が違和感なく存在している。
  5. 細野福蔵商店
    法衣、仏具商。時代の流れに動じないどっしりした風格の建物と「衣」一字の暖簾に魅力を感じた。
  6. 高橋家
    3代目の主人曰く、外観はおんぼろでも芯がしっかりしていたので阪神大震災の時も安心していたとの事。あなたもこのように芯をしっかりせよといわれた感じがした。
  7. 月ヶ瀬 堺町店
    昭和元年(1926年)創業の京甘味専門店で「あんみつ」の月ヶ瀬と呼ばれ愛されている。
  8. 福田家の越屋根
    この付近で「越屋根」が残っているのは極めてめずらしく、その魅力に取り付かれすぐに描いた。昔からの木戸を閉めないと安心できないという、古くからの町家育ちを感じた医者一家
  9. 歴史が刻まれた店内
    京菓子の老舗亀屋則克店内の引出や菓子の木型がこの店の長い歴史を物語っている。
  10. アルトレタント
    キンシ正宗と言う日本酒造のメーカーの建物にイタリアンレストラン。町家を維持する好例と見た。
  11. 二枚の町名表示板
    当地域は昭和4年に上京区から中京区に変更されたが「仁丹看板」はそれ以前(明治)に作られており、上京区表示のままである。そのため「上」の字を隠すように新しい表示板が重ねて貼られたと思われる。他にも上京区の「上」を「中」と手書き修正した看板が幾つかあります。探してみてはいかが?…
  12. 朝日新聞京都総局
    市内中心部(柳馬場御池東南角)に建つ。つねづね地域との関連を大事にされ、その存在感も大きい。
  13. アーバネックス三条
    ビルが多く並ぶようになったがこれも時代の流れか現代を物語る風物詩の一つである。
  14. 森口家・里村商店
    街なみ環境整備事業で整備された2軒(森口家は京都市(府)で第1号)---こうして姉小路の景観再生が始まった。
  15. 京の地蔵盆(谷口家)
    2年前に町家を取材中に偶然谷口家での「地蔵盆」に出会う。西陣育ちの私には思わず子供の頃が蘇り、早速写生した。これが谷口さんとの話のきっかけになったのも不思議な縁を感じる。(姉小路画廊)
  16. 懐石 飯田
    茶道具店を料理店に改造。出窓の移動や2階等全面改築されたが京町家の良さは生かされた好例
  17. 料理旅館・天ぷら吉川
    出窓の置物には主人の心のこもった気遣いを感じた。(いつもさりげない季節感が気持ちいい)
  18. 井山家
    昔の風格を感じさすと同時に見ているだけで気分も落ち着く建物。土蔵も大きな役割を担っている。
  19. とん漫
    昭和レトロの店構えと京露地の対が良い雰囲気。とんかつは柔らかくソースが秘伝で美味かった!
  20. 岡家
    文化財修復日本一の権威者であると近所の人に聞いた。仕事にふさわしい雰囲気を感じる風格ある建物である。
  21. 俄(NIWAKA)
    <安藤忠雄氏(今年文化勲章受賞)設計の建物> 打ちっぱなしのコンクリートの建物であるが道路側は京町家との調和を図るために庇をつけ、壁面の一部を格子にしたと思われる。スカッとしたデザインだ。
  22. 泉屋市古商店
    珍しい看板(右の山泉はソニー盛田氏の生業)と景観に配慮された二階---すっきりしている。
  23. 柊家旅館
    正月の飾付けに風情を感じる。新館のデザインには将来に向かって開くという夢が籠められている。
  24. とうふ平野商店
    昔からの手づくりにこだわる3代目。豆腐の良さは冷奴で食べるのが一番と思う。…うまかった!
  25. 石榴実る頃 晦庵河道屋
    年老いた石榴を守る支柱が維持して行くことの大変さを物語っている。今年は3個しか実がならなかったが、来年は沢山できますように!
  26. 京料理 京四季
    京風情の漂うしっとり感とあっさり感を感じつつ絵にした。元公家屋敷だったと後から聞いて納得!
  27. 俵屋
    正月の装いに駒寄せの青竹がきれいだった(青竹は年末に取替えられる)。Simple is the Best!
  28. 町角のタバコ屋さん (藤本家)
    70年を超えるホーロー製のたばこ看板と超近代的な「スカメン広告」の対比が面白い。しかしタバコの大幅値上げと共に廃業されたので、この絵の風景は見られなくなった。よき時代の思い出としておきたい。
  29. ライトアップされた彩雲堂
    窓ガラスの写りこみが無く、夜は店内がきれいに見える。看板(富岡鉄斎作)も幻想的!
  30. 総本家河道屋
    蕎麦ほうると言えば…自然に出てくる老舗。その風格は建物からも感じる。看板は西田天香作
  31. 鳩居堂 (熊谷家)
    軒瓦の「鳩文字」と鬼瓦の「鳩の姿」それに庭石がすごい!300年を超える熊谷家は京都の近代化に多大な貢献。